スーパーカブで日本一周
523日間に渡ったスーパーカブ90での日本一周の記録、およびその後日談を語ります。
カブのバッテリー交換
以前の記事でバッテリーが弱ってきたことを報告しましたが、あれからあっという間に五ヶ月近くが経ってしまいました。先日カブを始動しようとしたところ、ニュートラルランプが点灯しませんでした。キックでエンジンを始動しましたが、ウインカーの点滅する速度がやや速かったです。走り出すとすぐにそれも落ち着き、その日は問題なく走行できましたが、いい加減バッテリーを交換しなければなりません。インジェクション車の場合、バッテリーが完全に上がってしまうと面倒な事になります。
純正のバッテリーは一万円近くするのですが、少なくともネットで調べたところそんな物を使っている人は誰一人いませんでした(笑)
赤男爵で聞いたところ、部品持ち込みでも交換作業をしてくれるそうですが、それはあくまで純正品の場合でしょう。ともかく格安の互換品を買って自分で交換することにしました。
アマゾンで「スーパーカブ110 バッテリー」で検索したところ、いきなり画面のど真ん中に「高評価」の文字とともに1,790円のバッテリーが表示されていたので殆ど何も考えずそれをクリックしました(笑)互換品のCTZ-7Sという型です。


バッテリーが届いてまず驚いたのは、思ったよりも小さかったということです。手の平に乗る大きさですね。それでいながらずっしりと重いので何だか頼もしい感じがします。

交換作業を始めます。プラスのドライバー一本で全てが足ります。まずはシート下中央のカバーを外します。この部分の配置と形状がカブ90との大きな相違点ですね。

最初に画面の右側に写っているように、マイナスの端子を外します。次いで、バッテリーカバーを外します。これもカバーを固定している二箇所のネジを外すだけで簡単に外れます。
余談ですが、このバッテリーカバーを考えた人は賢いですね。バッテリー交換の際にはマイナス端子、プラス端子の順に取り外さなければいけないのですが、まずマイナス端子を外して、次いでバッテリーカバーを外さないとプラス端子が外せないようになっているのです。新しいバッテリーを取り付ける時も同様で、今度はプラス端子、マイナス端子の順に付けなくてはいけないのですが、またもバッテリーカバーの形状がこの手順を強制します。これによってさりげなく事故を防いでくれているのです。

バッテリーカバーに続いてプラス端子を取り外します。そして、バッテリーから電源を取っている配線がごちゃごちゃして煩わしいので、このように避難してもらいます。ラチェットレンチに特に意味はありません。重いので抑えておくのにちょうどよかったからです(笑)

古いバッテリーを取り出します。ここで各所が埃を被って汚れているので雑巾で拭きます。

交換中の様子。

左が新車の時から搭載されていた純正のバッテリー、右が今回買った互換品の格安バッテリーです。
さあ新しいバッテリーを取り付けるのですが、ここからが最大の山でした。純正のバッテリーは端子を固定するためのボルトを受けるナットが予め固定されているのですが、互換品はこのナットが付属品扱いになっていて、自分で脇から差し込まなければならないのです。この事は事前にネットで調べて把握していたのですが、慎重に丁寧にやれば大丈夫だろうと高を括っていました。
ところが、ナットの左右の位置の固定が難しいのもさることながら、ボルトの長さがそもそも短いのでナットを捕まえることが出来ないのです。配線も取っているから尚更です。これには困りましたが、咄嗟に妙案が閃きました。


このようにバッテリーの説明書を破いてこよりの様に細長く折り畳み、それをナットの後ろにスペーサーのように噛ませたのです。この作戦は大当たりでした。

無事にまずはプラス端子を取り付けましたが、マイナス端子はより難儀でした。一つ前の写真のように、プラス端子の時はバッテリーを奥まで完全に押し込まず少し浮かせた状態でやったのでやり易かったのですが、マイナス端子はバッテリーカバーを被せた状態で取り付けなければならないのでそうもいかず、さらには右利きの私には作業がやりづらい角度です。
これは大変かと思ったのですが、より細長くて先の方を厚くしたこよりを作ってスペーサー作戦を進化させたところ、思いのほかすんなりと取り付けることが出来ました。ボルトがナットを捕まえて、ある程度しっかり固定したところでこよりを引き抜けば完了です。

キーを回したところ、ニュートラルランプが明るく点灯しました!そしてセルでエンジンが始動しました。試行錯誤しましたが、作業は一発で成功しました。最後にバッテリーカバー、バイクの中央部のカバーをしっかり固定して全て完了です。逐一写真を撮ったりもしながらでしたが、何だかんだで二十分くらいで済みました。次回からは五分もあれば交換できるでしょう。
やはりスペーサー作戦がいきなり決まったのが大きかったです。あとはネットで先人の交換作業の様子を二つ三つよく読んで、予め様子を頭に入れておいたのもよかったと思います。
恥ずかしながら相変わらず自分で整備がまったく出来ない私ですが、こうして自分で作業をするとやはり気分が良いですね。純正バッテリーを買ってバイク屋で交換してもらうと一万円もかかるところが実に五分の一の二千円で済んだというのがやはり大きいですが、それだけでなく、自分でやることによって構造をよく理解できるのがいいです。
ちなみに廃バッテリーですが、近くの2りんかんに電話で尋ねたところ、店頭で新しいバッテリーを買わなくとも無料で回収してくれるという何とも太っ腹な答えが返ってきました。

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純正のバッテリーは一万円近くするのですが、少なくともネットで調べたところそんな物を使っている人は誰一人いませんでした(笑)
赤男爵で聞いたところ、部品持ち込みでも交換作業をしてくれるそうですが、それはあくまで純正品の場合でしょう。ともかく格安の互換品を買って自分で交換することにしました。
アマゾンで「スーパーカブ110 バッテリー」で検索したところ、いきなり画面のど真ん中に「高評価」の文字とともに1,790円のバッテリーが表示されていたので殆ど何も考えずそれをクリックしました(笑)互換品のCTZ-7Sという型です。


バッテリーが届いてまず驚いたのは、思ったよりも小さかったということです。手の平に乗る大きさですね。それでいながらずっしりと重いので何だか頼もしい感じがします。

交換作業を始めます。プラスのドライバー一本で全てが足ります。まずはシート下中央のカバーを外します。この部分の配置と形状がカブ90との大きな相違点ですね。

最初に画面の右側に写っているように、マイナスの端子を外します。次いで、バッテリーカバーを外します。これもカバーを固定している二箇所のネジを外すだけで簡単に外れます。
余談ですが、このバッテリーカバーを考えた人は賢いですね。バッテリー交換の際にはマイナス端子、プラス端子の順に取り外さなければいけないのですが、まずマイナス端子を外して、次いでバッテリーカバーを外さないとプラス端子が外せないようになっているのです。新しいバッテリーを取り付ける時も同様で、今度はプラス端子、マイナス端子の順に付けなくてはいけないのですが、またもバッテリーカバーの形状がこの手順を強制します。これによってさりげなく事故を防いでくれているのです。

バッテリーカバーに続いてプラス端子を取り外します。そして、バッテリーから電源を取っている配線がごちゃごちゃして煩わしいので、このように避難してもらいます。ラチェットレンチに特に意味はありません。重いので抑えておくのにちょうどよかったからです(笑)

古いバッテリーを取り出します。ここで各所が埃を被って汚れているので雑巾で拭きます。

交換中の様子。

左が新車の時から搭載されていた純正のバッテリー、右が今回買った互換品の格安バッテリーです。
さあ新しいバッテリーを取り付けるのですが、ここからが最大の山でした。純正のバッテリーは端子を固定するためのボルトを受けるナットが予め固定されているのですが、互換品はこのナットが付属品扱いになっていて、自分で脇から差し込まなければならないのです。この事は事前にネットで調べて把握していたのですが、慎重に丁寧にやれば大丈夫だろうと高を括っていました。
ところが、ナットの左右の位置の固定が難しいのもさることながら、ボルトの長さがそもそも短いのでナットを捕まえることが出来ないのです。配線も取っているから尚更です。これには困りましたが、咄嗟に妙案が閃きました。


このようにバッテリーの説明書を破いてこよりの様に細長く折り畳み、それをナットの後ろにスペーサーのように噛ませたのです。この作戦は大当たりでした。

無事にまずはプラス端子を取り付けましたが、マイナス端子はより難儀でした。一つ前の写真のように、プラス端子の時はバッテリーを奥まで完全に押し込まず少し浮かせた状態でやったのでやり易かったのですが、マイナス端子はバッテリーカバーを被せた状態で取り付けなければならないのでそうもいかず、さらには右利きの私には作業がやりづらい角度です。
これは大変かと思ったのですが、より細長くて先の方を厚くしたこよりを作ってスペーサー作戦を進化させたところ、思いのほかすんなりと取り付けることが出来ました。ボルトがナットを捕まえて、ある程度しっかり固定したところでこよりを引き抜けば完了です。

キーを回したところ、ニュートラルランプが明るく点灯しました!そしてセルでエンジンが始動しました。試行錯誤しましたが、作業は一発で成功しました。最後にバッテリーカバー、バイクの中央部のカバーをしっかり固定して全て完了です。逐一写真を撮ったりもしながらでしたが、何だかんだで二十分くらいで済みました。次回からは五分もあれば交換できるでしょう。
やはりスペーサー作戦がいきなり決まったのが大きかったです。あとはネットで先人の交換作業の様子を二つ三つよく読んで、予め様子を頭に入れておいたのもよかったと思います。
恥ずかしながら相変わらず自分で整備がまったく出来ない私ですが、こうして自分で作業をするとやはり気分が良いですね。純正バッテリーを買ってバイク屋で交換してもらうと一万円もかかるところが実に五分の一の二千円で済んだというのがやはり大きいですが、それだけでなく、自分でやることによって構造をよく理解できるのがいいです。
ちなみに廃バッテリーですが、近くの2りんかんに電話で尋ねたところ、店頭で新しいバッテリーを買わなくとも無料で回収してくれるという何とも太っ腹な答えが返ってきました。

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