スーパーカブで日本一周

  523日間に渡ったスーパーカブ90での日本一周の記録、およびその後日談を語ります。

気になるキャンプ道具たち(その二)

一つ前の記事で、気になるキャンプ道具の筆頭として寝袋を挙げ、そして寝袋についてのことから先ず書きました。寝袋を筆頭と称したのは値段が高い、大きな買い物だというのが理由で、どうしても買いたい、新調したい物かといえば実はそれ程でもありません。既に二つも寝袋を所持している以上、寝袋の新調はあくまでも不急の贅沢なのです。
旅の再開にあたってどうしても新調したい物、そういう意味での気になるキャンプ用品の筆頭はランタンです。今回はランタンの話をします。

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日本一周の際に持っていったランタンはスノーピークの「ギガパワーランタン天」でした。このランタンは最高です。手のひらに収まる小ささと軽さ、それでいて光量は充分過ぎるくらいで、デザインも美しい。まさに非の打ち所がありません。
かようにこのランタンについては何の不満も無いのですが、LEDランタンの利便性がその魅力を上回ってきたというのが正直な思いです。

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ガスランタンの利点、魅力を挙げるならば、大まかに言って三つあります。
先ず一つ目は光量が圧倒的なこと。こんなに小さなランタンでありながら性能が余っているのです。これまでのキャンプで、テント周りや晩酌の手元を照らすために、もっとも明るい状態で使ったことは一度もありません。
二つ目は、その光量を無段階に、きわめて微妙に調整出来るところです。特に消える寸前のぎりぎりの明るさを維持できるところが良い。今でもよく覚えている印象的な場面があります。北海道は網走の呼人浦キャンプ場でのことでした。周囲は一人旅の小さなテントばかりで、夜も大分早い時間だというのに場内は静まり返っていました。そして空を仰げば満天の星空が。私はまだ晩酌中でしたが、むろんここで煌々と明かりを灯すのは無粋です。そこで光量をぎりぎりまで絞り、手元の酒と食器を最低限照らせるだけの明るさにしました。そうすると、にわかに周囲の情景が鮮やかに感じられるようになります。湖畔を吹き抜ける風の音と、降るような星空に抱かれて飲む酒は格別でした。これはLEDランタンには出来ない芸当です。
そして三つ目の利点は、ガスランタン独特のシューという低い音です。これは実に風情があって、野営の雰囲気を盛り上げてくれます。

一方でガスランタンの不利な点は私が思うに主に二つあります。一つはランタン自体がかなり熱くなることです。子供じゃないんだから取り扱いに気を付ければ問題ないではないか、と思われるかも知れませんが、さに非ず。キャンプサイトでは光に蛾が集まってきます。そしてガスランタンの場合たまに寄って来た蛾が焼け焦げて死ぬのです。これは見た目も音も、そして匂いも不愉快です。また、テントの前室でランタンを使っていてフライシートに穴を開けてしまったことも二回あります。
そして二つ目。これこそがガスランタンからLEDランタンに乗り換えたいと思う最大の理由なのですが、それがマントルです。

DSC07236.jpg
このマントルを作るのはいつまで経っても難しいもので、面倒でもあります。マントル作りは心を落ち着かせて丁寧にやる必要がありますが、これをテント泊の日々の中でもっともやる事が多くて忙しい夕方にやらなければならない。私はこの時間がどうしても好きになれないのです。
そうして折角作ったマントルが、バイク旅だと振動ですぐに壊れる。本当にきれいな球形のマントルを作ってむら無く空焼きすれば、そう簡単には壊れない。こう指摘されたことがありました。なるほど確かにそうなのかも知れません。しかし私は生来の手先の不器用さもあって、何度やってもどうしても完全にきれいなマントルを作ることが出来ないのです。

LEDランタンはまさにこの対極と言えるでしょう。ランタン本体の大きさや重さに対する光量はガスランタンに遠く及ばないし、野営道具としての風情という点では言わずもがな。一方で熱を持たないから虫が飛び込んできて死ぬこともないし、面倒なマントル作りも不要です。これら様々な要素を総合的に比較して、ガスからLEDに乗り換えたいと思うようになったのです。
その根底には、キャンプそれ自体がそこまで好きではないというのがあります。私にとってはテント泊はあくまで宿泊費を節減するための手段でしかないのです。だから風情よりも合理を重視します。
前回の日本一周に出た七年前、LEDランタンはまだそこまで一般的ではありませんでした。しかし数年の間にあっという間に普及しました。当然それは性能の進化と低価格化を生みます。


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日本一周の際に、テントの中用にと持っていったLEDランタン、ジェントスのEX-747SRは明るさが85ルーメンしかありません。この光量だとテントの中ではまあ何とか、という程度で、テント外では役に立ちません。一人のささやかな晩酌の手元を照らすにも不足してしまう明るさなのです。
(エネループを使っていたので、数値通りの明るさが出ていたのかも要確認なのですが)
しかし今や同じくらいの大きさで倍近い光量を確保しているランタンも珍しくなくなりました。こうなると旅の再開にあたって持つべきはLEDランタンしか考えられず、まだ十分に使えるギガパワーランタンのことを思うと心苦しくはあるのですが、光量が十分にある新しいLEDランタンを買いたいと思っています。

さあでは、具体的に今の時点で気になっている、購入の候補としているLEDランタンを二つ挙げます。

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先ずこれはトミーさんに教えていただいた物なのですが、BLACK WOLFというところが販売しているランタンです。ヨーヨーのような形をしていますが、ちょうど手のひらに収まる大きさなので、姿形はまさにヨーヨーそのものです。この小ささで何と180ルーメンという明るさを確保しています。しかも単四乾電池使用でエネループ対応、おまけに一つ1,200円という安さです。

これだけを聞けばまさしく完璧、欠点が見当たりません。しかし、(こんなことを言うと折角教えて下さったトミーさんに申し訳ないのですが)聞いたこともない会社だけに不安を感じるのも事実です。HPをよく見ると、外国のCREEというメーカーのLEDを使用しているとあります。ますます得体が知れません(笑)
数値通りの性能が得られるのか。耐久性はどうなのか。こればかりは実際に自分で買うか、使い込んでいる人の話を聞くしかないでしょうね。そしてたいへん魅力的なランタンなのですが、私にとってはもう一つ問題があります。それが形状です。

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私にとってランタンが必要な場面とは、テント泊の際の晩酌の時。ほぼこれだけと言っていいです。テントの中や前室で飲み食いする時には、調理具や食器などを入れた箱を台にして一人用のささやかな食卓を設け、またはキャンプ場にテーブルがあればこれを利用することもあります。いずれにせよこの場合「食卓にランタンを置き、手元を照らす」という使い方になります。
ところがこのヨーヨー型のランタンでは、この用途に向いているとは言えません。皮肉なことに、余りに小さいが故に使い勝手が悪くなってしまっているのです。

SOL_144S.jpg
もう一つの候補のランタンはこれ。ジェントスのSOL-144Sです。ご存知ジェントスといえばLEDランタン、LEDランタンといえばジェントス。メーカーへの信頼という点ではこちらは何の懸念もありません。
このランタンも単四乾電池が使えます。明るさは150ルーメン。この明るさで真っ暗なキャンプ場で夕餉の手元を照らすに十分なのか、実際に使ってみるまでは不安な数値ですが、色々な話を聞くに、何とかいけそうな感じです。この形状により影ができず周囲を均等に照らしてくれるということで、私の使い方には合っています。あとはエネループ使用で十分な性能が得られるのかが唯一心配なところですね。価格はアマゾンで見たところ2,500円程度。安いです。
今のところこれの購入を一番に考えています。BLACK WOLFはポケットにも入る小ささだし安いので、予備として一つ持っておくのも良さそうです。
(つづく)





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Comment
2016.08.24 Wed 18:05  |  ビート★ #-
トミーさん>

わざわざありがとうございます。確かに高さを稼げる物に掛ければ食卓を照らすのに具合が良くなりそうですね。とはいっても今度は三脚を持っていくつもりもないし、それに相当するような物も手元に無さそうな気もしますが…笑
確かにこの小ささでこの明るさならヘッドランプを追いやるに十分ですね。

ただ、どうも人気があるらしく今現在品切れなんですよね…品薄に焦って買うというのも余り好きでないので、それも併せて迷いどころですw
Re: タイトルなし  [URL] [Edit]
2016.08.23 Tue 08:40  |  トミー #-
ビート★さんこんにちは。
ブラックウルフのランタンですが今のところは快適に出来ていて特に不具合等は見当たらないですね。
ちなみにテーブルの照明で使うときはカメラ用の三脚にランタンを引っかけて使うと非常にいい感じの照明になります。

後電池仕様のもありますし同じサイズでバッテリー仕様のもあります、電池仕様のに比べると値は張りますがUSBケーブルで充電できるのでこちらも便利です。

以前はヘッドランプをメイン使用していましたがランタンを導入してからはほぼランタンがメインになりましたね。
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ビート★

Author:ビート★
2009年5月10日、住んでいた部屋を引き払い、250ccのバイクも売り飛ばしてスーパーカブ90で日本一周の旅に出発しました。
道の駅や公園、海辺でテント泊して節約した金を全国の居酒屋巡りと日々のビール代に注ぎ込みつつ、全国を行脚して12月に沖縄に上陸。父親の急病による一時帰郷などを経て、2010年8月3日、念願の日本最西端・与那国島西崎に到達。再び鹿児島からの自走で北上し、2010年10月14日、523日目にして日本一周の旅を完結しました!

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