スーパーカブで日本一周

  523日間に渡ったスーパーカブ90での日本一周の記録、およびその後日談を語ります。

気になるキャンプ道具たち(その一)

先の日本一周に出る際、私は既にテント泊による旅の経験が十数年、そのテント泊を前提にしたバイク旅も六年間の経験がありました。これは、出発前に一通りの道具を持っていたということを意味しています。ランタンやストーブなど本格的な長旅を前にして新調したものも幾つかありましたが、寝袋や食器類などは十年以上使い込んだ古い物をそのまま持っていきました。
新たな旅に出るからといっていちいち道具を購入していてはキリがありません。が、一方で旅も道具も日々進化していくものであって、十分な理由があるのならば新しいものが欲しくなってしまうのも事実です。

私は物欲というものが乏しくて、いやそれどころか物を買う、物が増えるというのが嫌いです。世の中には「新しいから興味がある」「新しいから欲しい」という人も多くいるようですが、これとは対極の価値観の持ち主だと言えるでしょう。私は道具は何でも長く丁寧に使う人間で、そしてそれが美徳だと思っています。たとえば中学生の時に買ったベルトなどは三十年を経てまだ使っています。
しかしそんな私にもことキャンプ用品となると時に新作がやけに魅力的に見えてしまうことがあります。様々な分野において一つ一つの道具というものが持つ骨太で凝縮された価値、魅力が希薄になってきた現代において尚、キャンプ用品にはそれが色濃く残っているように思えるのです。それは、より小さく軽く機能的に、そして耐久性は高くという、虚飾の入り込む余地が許されない明確な方向性が義務づけられているから。これに起因するものなのでしょう。つまりどれをとっても道具としての魅力が総じて大きいのです。これこそがキャンプ用品の魔力と言えるでしょう(苦笑)

IMG_3852.jpg
さあ前置きが長くなってしまいましたが、今の時点で既に一通りの道具は持っているから、たとえば明日から日本一周に出発せよと言われても何ら問題なく出発出来ます。ですが、絶対に買わなければいけないというわけではないけれど、旅の再開に向けて新調したいと興味を持っている幾つかの道具があります。それらをここで紹介していきます。

●寝袋
筆頭は寝袋です。日本一周の時に私は、封筒型の寝袋を持っていきました。収納時の大きさがマミー型に比べて遥かに大きくて嵩張る封筒型は、バイクや自転車や徒歩の旅では一般的でなく、実際に長旅でこれを使っている人は殆ど見ません。
家の作りようは夏を旨とすべしという言葉があります。寝袋選びというと、寒い時のことばかり考えて、きちんと暖がとれるかどうか、凍える心配が無いかということばかりに注意を払っている人が多い気がします。が、私はまったく逆の発想でした。私はとにかく無類の暑がりで、周囲の人が長袖の上着を羽織っている時に一人半袖一枚でいるなんていうことも珍しくありません。そんな私にとっては、暑い時に快適に寝られることが何より大切なのです。

封筒型の寝袋は足元の作りが大きく余裕がある上に、何といっても内側が綿素材になっているのが大きいです。これを考えた時、嵩張るのを承知でやはり封筒型の寝袋を持っていこうと思ったのです。
しかし、この考えはまだ詰めが甘かったことを知りました。暑い夏の夜に、果たして寝袋の中に入って寝るでしょうか。答えは否です。本当に暑い日にはそもそも寝袋なんか要らない。実際にはマットの上に直接寝て、寝袋は腹の部分にだけ軽く掛ける程度でした。つまり折角の内側の綿の部分は肌に触れていないのです。これではマミー型でも封筒型でも変わりありません(笑)
封筒型はマミー型のように窮屈でないから、キャンプ初心者に向いているとも言われます。しかしキャンプ初心者ではなくマミー型の寝袋にも慣れているから、私としてはここにも特に利は感じません。さらに今はマミー型でも伸縮性があって窮屈でない寝袋もあるので尚のことです。

私はマミー型の寝袋も既に持っています。こうなれば旅を再開する暁にはそれを持っていけばいいかというと、ここで一つ問題があります。そのマミー型の寝袋は在庫処分のワゴン売りの商品で、格安で売られていたのでどういう物かもよく確認しないままさっと購入したものでした。
この寝袋、ジッパーの開く範囲が狭くて足元まで至っておらず、膝の辺りまでしか開かないのです。寒い日には特に問題ないのですが、以前に一度、入ると暑い、出ると寒いというのを経験したことがありました。そのような気温に当たるなど滅多にあることではないとはいえ、このせいで朝まで殆ど眠れないというのはかなり辛く、煩わしい経験です。一度こんな事があると、これを長旅に持っていく唯一の寝袋とするのはためらわれます。

m_k_1121274_blri.jpg
さあ寝袋編でもまたぞろ前置きが長くなってしまいましたが、購入したいと思っている候補はモンベルのバロウバッグ#5です。伸縮性がある高性能のマミー型寝袋とはまさにこれのことです。ジッパーの開く範囲も確認済み。流石に封筒型のように足元まで全部開きはしませんが、足首の辺りまでは開くのでこれならば問題はありません。
モンベルのバロウバッグということでほぼ迷いはなかったのですが、5番にするか3番にするかが問題でした。ここで気になるのが、メーカーが公称している「コンフォート温度」「リミット温度」なる数値です。バロウバッグの5番はコンンフォート温度が9度、リミット温度が4度。バロウバッグ3番はこれが6度と1度になっています。3番の方が5番に比べて3度寒い所でも使えるというのは分かるのですが、この数字は一体何ぞや。モンベルのHPにも掲載されているこれに対する説明書きが興味深いものでした。

コンフォート温度とは「一般的に代謝が低く、寒さに対する耐性が低い人が、リラックスした体勢で寒さを感じることなく睡眠ができる」温度のこと。
リミット温度は「一般的に代謝が高く、寒さに対する耐性が高い人が、寝袋の中で丸まって寒さを感じることなく睡眠ができる」温度だそうです。
代謝が高く、寒さに対する耐性が高い人…俺のことを説明しているのか、と思いました(笑)
前述のとおり私は人並み外れた暑がりなんです。基礎代謝量とかいう数値を測ると、十代、二十代の平均値より高いらしい。となれば、私の場合は明らかにリミット温度を寝袋選びの拠り所とすべきでしょう。これがバロウバッグ5番なら4度、バロウバッグ3番なら1度。
ここで気になるのは価格と大きさの差です。5番が13,500円で3番が14,500円。この千円差は無きに等しいと言えるでしょう。となれば、あとは収納時の大きさです。先日神田に行った際に用品店の店頭で、両方を手に持って比べることが出来ました。「たかが耐用3度の違いでこんなに違うのか」というのが私の感想でした。これで自分が買うべきは5番の方だと確信しました。
そもそも4度などという寒さの中でテント泊をする機会があるでしょうか。季節とともに移動していくのが日本一周の大前提ですから、余り考えられません。万一そういう状況に直面して、どうしても寒かったなら、長袖の上着を重ね着してジーンズを履いて寝袋に入ればいいのです。過去に実際にその経験がありますが、暖かさは段違いでした。そして一見すると窮屈な格好のようですが、そんなもの慣れてしまえば問題なく眠れます。それこそ旅人の経験の見せ所というものでしょう。ここまでくれば、収納時の大きさを一番に重視すべきであり、バロウバッグ#5というのが今のところの結論です。

何と、寝袋一つでたいへんな長文となってしまいました。そこで記事を分割し、他の気になる道具たちについては後日また書きます。
(つづく)





にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村


↑↑↑ 日本ブログ村、FC2ブログの各アクセスランキングに参加中です。ぜひぜひ!クリックして下さい!
    01:29 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top
Comment







(編集・削除用)


管理者にだけ表示を許可
Trackback
http://tetsupipe.blog76.fc2.com/tb.php/3975-3c6abe8c
★ ランキング参加中 ★



一日一回、ぜひ両方のバナーをクリックして下さい(^o^)↑
よろしくお願いします!
まとめ読みに便利♪
カテゴリ別、月別アーカイブの記事は古い記事から順に表示しています。
カテゴリ
カレンダー
03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
月別アーカイブ

全記事表示リンク
最新コメント
続・スーパーカブで日本一周
二度目の日本一周に旅立ちました。
現在はこちらのブログでその様子を更新しています。是非ご覧下さい。
旅人の足跡
旅と居酒屋巡りのページ
無為是人生
日本一周以外の数々の旅の記録と全国居酒屋探訪
最新記事
旅友リンク
検索フォーム
QRコード
QR
RSSリンクの表示
プロフィール

ビート★

Author:ビート★
2009年5月10日、住んでいた部屋を引き払い、250ccのバイクも売り飛ばしてスーパーカブ90で日本一周の旅に出発しました。
道の駅や公園、海辺でテント泊して節約した金を全国の居酒屋巡りと日々のビール代に注ぎ込みつつ、全国を行脚して12月に沖縄に上陸。父親の急病による一時帰郷などを経て、2010年8月3日、念願の日本最西端・与那国島西崎に到達。再び鹿児島からの自走で北上し、2010年10月14日、523日目にして日本一周の旅を完結しました!

-------------

現在、新たな相棒スーパーカブ110を迎え再出発へ向けて準備中です…