スーパーカブで日本一周

  523日間に渡ったスーパーカブ90での日本一周の記録、およびその後日談を語ります。

一日でそんなに走れませんよ!あなたのその計画は失敗します

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いよいよ本格的に春の陽気になってきて、旅立ちの季節になりましたね。実際に今の時期に日本一周に出発、または準備も酣という人も多いのではないでしょうか。
このブログはFC2のブログサービスを利用して運営していますが、同じFC2のアカウントを持った人がログイン状態で訪問すると履歴が残るという機能があります。ここ最近で初めて見かける方、それもこれから始まる日本一周ブログの管理人の方が立て続けに何人もいらっしゃった形跡があります。これから日本一周に出ようという方、特にブログを更新しながらの旅を考えている方は、私を含め多くの人がそうしてきたように先人のブログを参考にするのも出発前の大事な準備の一つなのではないでしょうか。
「カブ 日本一周」などで検索すれば簡単に見付かるので、僭越ながら私の拙文もその対象となっているわけです。FC2同士で履歴が残るだけでも目に見えて多くなってきたので、実際にはその数倍と見ていいでしょう。そんな方達の参考になるような事が、微力ながら少しでも出来ないだろうかと考えました。そこで、こんな企画を思いついたのです。自身の旅の装備やおすすめの箇所や食べ物を紹介するのはよくある話です。が、それではありきたりです。もっと天の邪鬼でひねくれ者の私にしか出来ない事がある筈。自身の経験や旅人同士で伝え聞く話をもとに「旅の落とし穴」とでも言うべき失敗例を挙げてゆくことにします。言うなれば要らぬお節介と余計なお世話の集大成です(笑)
短期集中連載でこの手の話を書いていきたいと思います。

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前口上が長くなってしまいましたが、穏やかならぬ表題となったのもこのためです(胡散臭い啓発本みたいな題名になってしまいましたがw)。まず今回は旅程の組み方、計画の立て方についての話です。
期限をまったく決めずに気ままな旅に出る人もいるでしょうが、現実には「何ヶ月で日本一周を成し遂げたい」とか「寒くなるまでには日本一周を終えて帰宅しなければならない」という人の方が多いでしょう。そこで肝要となるのが中長期的な旅の計画です。
「6月に出発して東北を北上して北海道まで行き、秋から南下して四国や九州を回って冬までに旅を終える」というようなものですが、ここでいつも気になるのが、日々の走行距離や日数の試算です。いよいよここからが本題です。「毎日100kmずつ走れば一週間で700km進めるから、7月までには北海道に上陸出来るはず」などというのをよく見ますが、はっきり言います。その手の計画は絶対に失敗に終わります。
過去の多くの旅人の話やブログでの報告からも明らかなように、思っていた以上に進めなかったとか日数がかかったという事例は星の数ほどありますが、予定よりも早く進めた、早く旅が終わったなどという話はごくごく稀にしかありません。それも、それらは過去に何度も同じような旅を経験している人が十分に余裕を持たせて立てた計画だからこそです。

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朝から一日雨だし寒いし、全然進めなかった。よくある話です。出発前に、雨を凌げて何の不自由もない自宅の屋根の下で思い描いている時には「俺は雨の日でも走る」などと思えるものですが、実際にその場に際してそれがどんなに面倒で億劫な事か初めて分かるのです。そしてこの日本は一週間を過ごせばそのうち二日は雨が降るのです。
コインランドリーを探して洗濯していたらあっという間に夕方になった。道の駅でたまたま出会った旅人と意気投合して、一緒にキャンプ場に連泊することになった。バイクやカメラの調子が悪くなり、部品を取り寄せているうちにライダーハウスに一週間も長居してしまった…これらの事は本当によくある事で、長い旅路の間にはあなたもきっと一度や二度は体験するでしょう。

結論を言えば、今立てている「一日に何km進んで大体何日間でこれくらい進める」という計画はその半分、どんなに少なくとも三分の二に縮小するべきです。それでは日本一周は成り立たないというのであれば、最初から日数を延ばすか行きたい場所を削るしかありません。疲れや寝不足が溜まっていたり本降りの雨の中を無理して移動しても楽しくないし、事故の危険性だって増えます。体調を壊せばまさに本末転倒です。安全に楽しく旅を進めるためには、予定は常に緩過ぎるくらいが丁度いいのです。
事前に計画として見込んでいいのはカブなどの原付バイクなら平均で一日に100km、中大型バイクでも150kmがいいところでしょう。もちろんこれは天候などに恵まれ300kmなどの大移動をする日も含めての話です。
繰り返しになりますが、まさしく要らぬお節介と余計なお世話以外の何物でもありません。でも誰か一人だけでも参考になった人がいたなら十分に意義がある。そんな思いで書きました。次回はキャンプ道具についての要らぬお節介を書いてみたいと思います。





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Comment
トミーさん>

まあ仕事を辞めて無期限の旅に出るような人は好きにすればいいので放っておくとしてww
それよりも意外と若い人の方が体力任せに無理に予定を強行しようとする人が多いように感じられます。たまにどう考えても不可能な予定を立てている人もいてついお節介にも口を挟みたくなってしまいますが、そうでなくともほぼ例外なく全ての人の予定が頓挫しているのが現実ですね。

私はトミーさんとは逆に、今後は極力夕方までその日の宿泊場所を決めない、その場で決めるという力を磨いていきたいです。これは北海道へ行くと毎度感じるのですが、なまじキャンプ場やライハが全て頭に入っていると「○○まで走れば良いキャンプ場がある」となり、それが「どうせなら早く着きたい」とか「何時までに着きたい」になってしまい、結局はそこまで行くことがその日の予定になってしまって、16時台などに面白そうなものを見掛けてもつい通り過ぎてしまったりするのです。そうなると旅としては本末転倒なので、夕方風呂に入って買い出しなども済ませてから寝場所を探すのが理想だと今は考えています。
Re: タイトルなし  [URL] [Edit]
2015.04.07 Tue 19:16  |  トミー #-
ビート★さんこんにちは、今回の記事全くその通りだと思います(こればかりは経験者であれば皆さん頷けるお話だと思います)
日本一周をする方は大方学校を休学するとか仕事を辞めたとかw(僕も今年の夏過ぎ位までガッツリ働いてきっぱりと辞める予定ですw)
比較的時間には余裕のある方が多いと思うので何日で何キロ進むとかそう言う風に追われる様にして旅をするのは本末転倒かもしれないですね(ただ勤めを辞めたばかりの方はそう言う傾向もあるみたいですが)
長旅の予定なんて「冬までに沖縄に行く」とかそんな位な大雑把な物で良いと思っています(ただ僕のブログには書いたのですが個人的にはその日の宿はすこし余裕を持って目星を付けたほうが良いと思いますが)長旅をすると本当に実感しますがあまり決めすぎるとその予定に追われるようになって急速に旅が面白くなくなってしまう気がするので。
ビート★さんのキャンプ道具の紹介記事非常に楽しみにしています(僕も野営のすすめと言う記事を連載し始めたのですが続きがいつかけるか分からなくなってきましたw)
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Author:ビート★
2009年5月10日、住んでいた部屋を引き払い、250ccのバイクも売り飛ばしてスーパーカブ90で日本一周の旅に出発しました。
道の駅や公園、海辺でテント泊して節約した金を全国の居酒屋巡りと日々のビール代に注ぎ込みつつ、全国を行脚して12月に沖縄に上陸。父親の急病による一時帰郷などを経て、2010年8月3日、念願の日本最西端・与那国島西崎に到達。再び鹿児島からの自走で北上し、2010年10月14日、523日目にして日本一周の旅を完結しました!

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