スーパーカブで日本一周

  523日間に渡ったスーパーカブ90での日本一周の記録、およびその後日談を語ります。

気になるテントたち本編

次の日本一周ではもっと小さくて軽快な、いかにも一人旅が似合うテントを持っていきたい。
そんな思いから気になるテントをどんどん挙げていきたいと思います。果たして究極の「日本一周用テント」はどれなのでしょうか?



①ドマドームライト2(アライテント)

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まずはこれ。一番気になっているテントがこれです!アライテントの「ドマドームライト2」です。
まず名前が素晴らしいじゃないですか。見ての通りの「土間ドーム」です。最高!(^^;
冗談ではなく、外国に持っていって自慢したいですね。カヤライズに続いてアライテントのダサかっこいいセンスが炸裂しています。

さあ名前のことはさておき、勿論気になるのはテントそのものです。このドマドームシリーズには前室がメッシュになっている「ドマドームメッシュ」とメッシュになっていない「ドマドームライト」があり、それぞれに一人用の「1」と二人用の「2」があって全部で四種類ですが、その中から私が買うとしたら写真の「ドマドームライト2」です。
見ての通りの"前室の大きい系"のテントですが、その大きさが絶妙です。インナーの奥行きは120cm、前室の前後長は60cmです。私が日本一周の時に持っていったスノーピークの「トレイルトリッパー2」はインナー奥行き130cm、そして前室の前後長はそれよりもあったので、それに比べたら大分小柄です。なにより大き過ぎず小さ過ぎず、絶対値として絶妙です。インナーも前室も傾斜しておらず壁が立っているので、数値以上に広さを感じそうです。
ちなみに「1」の方はインナー奥行きが75cm。これは流石に登山用でしょう。この75cmという幅は体を横たえるとインナーの両壁面が寝袋に触れる狭さです。テント内には荷物は何も置けません。
(余談ですが、寝台列車の一般的なB寝台のベッド幅が75cmです)
フレームワークがまた美点です。一般的なドームテントの×字フレームの中央に一本追加し、そこが前室とインナーの仕切りとなる構造は「トレイルトリッパー2」と同じで、この構造だと前室が広くとも風に弱いということがまったく無い。また、この構造だとペグを打たなくともインナーと一緒に前室も自立します。フライシートの裾をペグダウンしないと前室が機能しないテントと違って、道の駅の軒下や駐車場など、ペグを打てない場所で張る時にこれは非常に有り難いんです。これこそが"前室が大きい系テント"の回答だと私は思っています。三本のフレームが同じというのもいい。暗闇での設営でも難儀しなさそうです。

もちろん気がかりな点もあります。三つもあります。
まずは値段の高さ。51,00円もします。高っけー(T_T)
それから、重量が何と2kgと非常に軽いことです。これは驚きの軽さです。この大きさでここまで軽いということはフライシートの厚さとフレームの強度が気になります。アライテントのHPにはフライシートやインナーの耐水圧、フレームについてなどの詳細スペックが記載されていないんです。ただ、アライテントは山岳テントの老舗として実績と信頼は十分なので、価格の高さと併せて考えてもそのあたりの心配は要らないと思います。個人的には重量が1kg増の3kgでもいいのでフレームをアルミかジュラルミンにして、且つ価格をもう少し下げて欲しいところです。
そして三つ目は、フライシートの色合いやデザインが地味に過ぎることです。色はともかくとして、私としてはアライテントのような信頼できるブランドはロゴマークがフライシートにバシッと入っている方が格好よくていいと思うのですが、それがありません。まあ、そのとことん渋いところがアライテントファンにはたまらないのでしょうが。
付け加えると、大人気なのか品薄のようで、今現在買うのは困難なようです。
それにしてもこのサイズとこの機能で2kgという軽さは凄い。まさにアライテント渾身の一品と言えるでしょう。特に日本一周チャリダーには最高のテントではないでしょうか。



②ハバハバ(MSR)

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この「ハバハバ」は昔から気になっていたテントです。インナーの奥行きは124cmで、一人使用ながら何かとテント内に持ち込む物も多い長旅には絶妙な大きさです。また、きわめて個性的なフレームワークはたまらないものがあり、これにより数字以上に室内は広い筈です。そして見た目にも美しい。マイナーチェンジでフライシートの色が黄色から若草色に変更され、尚良くなりました。
重量はこれまた驚きの2.04kgです。価格は35,700円と高めですが、ドマドームよりずっとマシです(^^;

日本一周テントとして機能や大きさなども死角なしですが、ハバハバの最大の美点はやはりその美しさと個性ではないでしょうか。かつて優美な姿で多くのキャンパーを魅了したというモステントを傘下に収めたMSRですが、その美しきモステントの血統がやはり入っているのでしょうか。国産のテントにはまず見られないフレームワークはやけに所有欲をそそります。
難点としては、外国産のこの手のテントは他に持っている人が少ないというのも良いところだったのですが、最近このハバハバはたいそうな人気だそうで(^^;
また、雨が降り続いたりした時などの対候性は未知数です。アメリカ製というのはここのあたりが国産の物と違って無条件には信頼できないものです。酷使される日本一周テントとしてはどうなんでしょうね。疑問が残ります。



③ランドブリーズDUO(スノーピーク)

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続いて三つ目はスノーピークの「ランドブリーズDUO」です。以前同じように日本一周テントについて書いた記事の中で、同じスノーピーク製の「ランドブリーズソロWD」について、候補としながらもフレームワークの悪さから来る設営のし辛さとベンチレーションの貧弱さを酷評したのですが、その後に発売されたもう少し大きいテントがこの「DUO」です。
大きいとはいってもインナー奥行き130cm、前室らしい前室は殆ど無いのでちょうどいい大きさです。重さも2.5kg、ラージフライモデルでも3.1kgと文句なしです。
スノーピークのテントの美点はもう何といっても基本的な「モノの良さ」です。これは前回の日本一周でスノーピークのテントを持って行ったのでよく分かります。例えばフライシートやインナーボトムの耐水圧などの数値がHPやカタログによく記載されていますよね。これは神田にある某大型アウトドア専門店の本店の店員氏に聞いた話で、噂の域を出ないのですが、メーカーによってその数値をどこで計って公表するのか、という話。スノーピークのテントは耐水圧や引き裂き強度についてもっとも弱い箇所で計っている、というんです。
真偽については分かりませんが、それが本当だとすると数値以上に物が良いということになります。スノーピークのテントは数値でも十分にいわゆる一流テントの基準とされる耐水圧1,500mm以上を満たしているので、これは心強いです。

しかし、そんな噂話よりも大事なのは、実際に私が日本一周を共にして日々様々な条件の下で酷使していく中で抱いた信頼感です。どんなに雨が降り続いても強風に吹かれても、テントは水一滴漏れず歪む気配も無かった。だからこの店員氏の話を聞いた時に「なるほど、そうなのだろうな」と思ったのです。私はモンベルの「ムーンライト2型」も所有していますが、かつてこのテントを同じように使い込んだ時も同様の信頼感を持ちました。
雨が降り続く中でも二日、三日とテント泊を続ける可能性のある日本一周のテントでは、やはり国産メーカーの方が信頼がおけるのではないでしょうか。
話を戻しましょう。
品質に対する絶対的な安心感や色などは良いのですが、この「ランドブリーズDUO」の難点は何とってもその姿形でしょうか。Y字フレームに斜めに一本足す、というフレームワークは設営の簡単さや広さ、剛性などを両立して良いと思うのですが、張った時の形がどうにも鈍重でパッとしません。

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気になるラージフライモデルはもっと酷くて、ゴテゴテといびつで不格好です。特にこのラージフライモデルではさらにフレームが一本追加されるので設営も面倒そうだし、広い前室のために外寸がこれだけの大きさになるのなら、「ドマドーム」のような構造の方が設営のし易さも剛性も見た目の美しさも全ての面で勝ると思うのですが、いかがでしょうか。
スノーピークはここのところ本当に力の入った良い商品を出していますが、最近のテントは他のモデルもことごとくこのように不格好なものばかり。残念です。折角こだわりの作を世に出しているのだから、もっともっと美しさにもこだわって欲しいです。少なくとも欧州のテントはどれも美しい物が多いのだから。
少なくともこの「ランドブリーズDUO」を選ぶならノーマルフライのモデルでしょうか。見た目を気にせず実だけを取り、かつ前室は要らない、という人にはおすすめかも知れません。



④クロノスドーム2型(モンベル)

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さあここまで書いてきて前回最有力候補とした「クロノスドーム2型」が再び登場です。なんといってもこのテントには三つの偉大な特徴があります。
一つ目は外寸の割りにやたらと広い室内です。これはフレームワークに秘密があって、ごく一般的なX字の2本フレームでありながら中央のソケットでこの2本のフレームを直角に交わらせることで、それぞれのフレームが良い意味で不自然に横方向に歪み、その結果インナー壁面がより直立します。遠目で見ると僅かな違いにしか見えないかも知れませんが、実際にはこれが絶大な違いを生みます。
実際私は日本一周の道中、霧多布のキャンプ場でこのテントを使っていたチャリダーに頼んで中に入らせてもらったことがあるのですが、インナー奥行き130cmとは到底思えない広大さで、驚きました。これなら奥行き100cmの1型でも十分かも知れません。

二つ目は設営、撤収が速そうな点です。最近はフレームの多いテントが増えていますが、このクロノスドームはこれだけの広さを実現していながらフレームは2本のみ、それもソケットで繋がっているので実質1本のようなもので、設営は非常に速そうです。しかもこのフレームは収納時は真っ直ぐなので収納サイズが無駄に大きくなることもない。本当によく出来ています。そしてインナーは吊り下げ式。これはどう見ても速そう。
三つ目は個人的な好みでもありますが、インナー背面のメッシュベンチレーション部がかなり大きいなど、かなり換気が良さそうな点です。これは無類の暑がりの私には非常に嬉しい点。しかもこのメッシュ部分は天井まで伸びていて、ファスナーを開けると室内からフライシートのベンチレーションも開閉できるなど、細かい部分もこだわりの造りは流石モンベルという感じです。

重さは全部で2.45kg、文句なしです。そしてこの性能で22,800円という価格は素晴らしい!秀逸です。前室が広くないこと、姿形が凡庸なこと、色がいまいちなこと、そして超人気モデルで他にも持っている人が沢山いることなど欠点もそれなりにありますが、依然としてこのテントの魅力は衰えません。惹かれますね。





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ビート★

Author:ビート★
2009年5月10日、住んでいた部屋を引き払い、250ccのバイクも売り飛ばしてスーパーカブ90で日本一周の旅に出発しました。
道の駅や公園、海辺でテント泊して節約した金を全国の居酒屋巡りと日々のビール代に注ぎ込みつつ、全国を行脚して12月に沖縄に上陸。父親の急病による一時帰郷などを経て、2010年8月3日、念願の日本最西端・与那国島西崎に到達。再び鹿児島からの自走で北上し、2010年10月14日、523日目にして日本一周の旅を完結しました!

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