スーパーカブで日本一周

  523日間に渡ったスーパーカブ90での日本一周の記録、およびその後日談を語ります。

日本一周を振り返る⑧~安宿の十傑~

さてさて次は、今回の日本一周の旅で泊まった安宿から十傑を選んでみました。
まあこの評価こそ客観性は殆どないですね(笑)
長く泊まったところには愛着が湧くし、何しろ安宿なんて星の数ほどあって自分が泊まったところなんて本当にほんの一部だし(それを言ったらこれまでの他の十傑も同様なんですが)。なにより「宿の雰囲気が気に入る」かどうかはまさしく人それぞれの感覚で、しかも意外にちょっとした事が理由だったりもします。

それでも、北海道から沖縄までかなりの数の安宿に泊まり歩いてきたのも事実です。今後のどなたかの貧乏旅の参考に少しでもなれば望外の喜びとするところであります。あくまで主観的、感覚的な評価であることを前提にお楽しみ下さい。

第一位: ゲストハウスけらま(沖縄県那覇市)
料金:一泊1,200円(一週間以上は一泊900円)
就寝形態:男女別相部屋、二段ベッド
HP:http://www.guesthouse-okinawa.com/
画像 660
「鹿児島リトルアジア」とどちらを一位にしようか悩んだのですが、やはり今回の旅の中で宿泊した日数がダントツに多く、特別な愛着があるのでこの「けらま」を選びました。
今年の1月から5月まで、それから8月から9月にかけて長期で滞在しました(途中、二度の一時帰郷に南北大東島行、沖縄本島一周がありましたが、それでものべ滞在日数は97日!)。

ここの特徴はまず広さではないでしょうか。談話室は広大で、荷物置き場もたっぷりあって鍵付きロッカーまであります。シャワーやトイレも複数あって、宿泊者が多いけれど混雑はなく快適です。屋上も広くて良い。
そして台所は圧巻!元食堂の厨房だけあって、ガス台4基、シンク四つ、そして下が冷蔵庫になっている業務用の調理テーブルなど、文句のつけようがありません。3人くらいが同時に調理していても互いに邪魔にならないんです。
また寝室はいつでも静かなのも美点です。こんな宿が那覇の市街地の便利な場所にあるのだから有難い話。さすが安宿激戦地の那覇でも人気の宿です。レベル高すぎ。

このけらまはスタッフのみんなも元気な人ばかり、いつも楽しくみんなでワイワイ、出会いも沢山という宿です。一人で静かに居たい時にはカーテン付きでカプセル形式のベッドに潜り込めば、またウッドデッキのお洒落な屋上でのんびり読書したりも出来ます。
けらまよ、ありがとう!



第二位: 鹿児島リトルアジア(鹿児島県鹿児島市)
料金:一泊1,500円(一週間9,000円、一ヶ月30,000円)
就寝形態:男女別相部屋、二段ベッド
HP:http://www.cheaphotelasia.com/
画像 519
その「鹿児島リトルアジア」が二位です。
ここの魅力とは…曰く言いがたいのですが、いかにも安宿らしい独特のその雰囲気、でしょうか。天気の良い昼下がり、何もせず静かにぼーっと表の通りを眺めていたとしても何の違和感もない、いやむしろ妙にそれが絵になってしまうような…私は生まれて初めての沖縄行きを目の前にしながらそんな気だるい気配に身を浸し、来るべき沖縄での安宿滞在に思いを馳せました。那覇や石垣島の安宿もきっとこんな雰囲気に違いない…
そして、その予感は見事に的中しました。独特の雰囲気を持つ沖縄のゲストハウスをあちこち泊まり歩きましたが、この鹿児島リトルアジアほど絵になる宿はそうそうありませんでした。外国の、アジアの安宿もきっとこんな雰囲気に違いない…

ちなみに、280円で参加できる夕食会は神です。


第三位: ライムライト(北海道函館市)
料金:一泊1,000円、軽い朝食付き
就寝形態:男女別相部屋、畳または二段ベッド
画像 1547
ここも非常に思い出深い宿です。
これはまったくの個人的な意見ですが、私にとっては日本で一番好きな場所である函館にある格安の宿ということで、それだけでもう圧倒的な存在感があります。この宿は二年前に移転したばかりなのですが、先代の宿と同じように談話室の窓から函館山がきれいに見えたので、私は感激してしまいました。実はオーナー氏もこの点にこだわったとのことです。これはもう反則です。

もちろんこの宿の魅力はそれだけではありません。函館という街にいつまでも居たくなるような、そんな不思議な魔力がここにはあります。強靭な意志が無いと出発できません。そしてオーナーのシナチクさん、実は結構アクの強い不思議な人物です。このシナチクさんとやり合うのがまた楽しかったり(爆)



第四位: 別府ゲストハウス(大分県別府市)
料金:一泊1,500円
就寝形態:男女別相部屋、二段ベッド
HP:http://dp00147286.lolipop.jp/
画像 1997
いかにもゲストハウスらしいゲストハウスで、いい雰囲気です。そしてここは談話室、台所、寝室、荷物置き場…どこもとても広くて非常に快適です!
こんな良い宿が別府の市街地のど真ん中、駅から徒歩3分という絶好の立地にあるのだから本当に有り難い話です。ここからぶらぶら歩いて共同湯へ行くのは最高です。歩いて行ける範囲に十を越える共同湯があるので、何処へ行こうか迷ってしまいます。



第四位: 阿蘇ライダーハウス(熊本県阿蘇市)
料金:一泊900円(二泊目800円、三泊目以降700円)
就寝形態:男女別で畳の部屋に雑魚寝、寝袋持参(布団利用は一泊目+300円、二泊目+200円、三泊目以降+100円)
HP:http://www.aso.ne.jp/~asorh/
画像 1944
別府ゲストハウスとどうしても優劣を付けられなかったので、同四位です。
「北海道以外にもライダーハウスってあるんだ」ということを世に知らしめた功労者的な存在です。しかも内容や宿の雰囲気、料金など下手な北海道のライハを凌ぎます。本当に素晴らしい宿です。それはもちろん、創成期にオーナーのじゃけんさんの血の滲むような努力があったからです。泊まったら聞いてみましょう。マシンガントークで全部聞かせてくれますよ(爆)

そしてここも立地が素晴らしい。阿蘇の火口原に、それも内牧温泉に安宿があるなんて、それだけで大拍手ですよ!



第六位: 風屋(沖縄県宮古島市)
料金:一泊980円(一週間以上は一泊900円)、朝食付き
就寝形態:男女別相部屋、二段ベッド
HP:http://www.fu-ya.jp/
IMGP4677.jpg
「ふうや」と読みます。南国らしくて良い名前です。
宮古島で一番安い宿です。一泊980円、一週間以上なら900円で朝食付きはまさに破格!そしてそして、その安さでありながらとてもきれいなんです。ベッド、談話室、台所に食堂、シャワーにトイレ…どこも清潔でとても快適です。
この宿の魅力はそれだけではありません。
"家庭的な宿"なんて言葉が安直に多用されますが、そんなことを言う奴は一度この風家に泊まってからにしろ、と言いたいです。ここほど家庭的な宿は他にない。
何せ本当に三人の家族でやっています。とはいっても、一人娘のハルコちゃんはまだ幼児なので実質ご夫婦で営まれているんです。500円で参加できる夕食会も、朝食のおかずももちろん全部手作り。私も雨の日なんかにのんびり三線を弾いていると「買い物行くから手伝って!」と車に乗せられ、よく一緒に夕食の買い物に行きました。「今日何作ろうか、何食べたい?」なんてとーちゃんに聞かれたりして。

そんな、宮古島の住人になってしまいそうな素晴らしい宿ですが、大きな欠点があります。
ここ風家のドミトリーは一室しかなくて、男女それぞれ4人までしか泊まれないんです。あとは値段の高い個室。宮古島へ行くのなら絶対イチオシの宿ですが、予約はどうぞお早めに!



第七位: ゲストハウスNAMI(沖縄県竹富町)
料金:一泊2,500円
就寝形態:男女別相部屋で、畳の部屋に布団敷き(ただし、空いている時はそれぞれ個室にしてくれる)
HP:http://www.kenmaru.info/nami.html
IMGP5410.jpg
波照間島のゲストハウスです。一泊2,500円は沖縄のゲストハウスにしては高めですが、離島ならばこんなものでしょう。小さな部屋が沢山あるので、混雑時以外は全員を個室利用にしてくれます。また、建物が新しくどこも清潔で快適。波照間島では大人気の宿なので早めの予約が必須です。

そしてここの魅力はなんといっても、毎晩サービスで出される出来立て豆腐と捌きたての魚です。
元は漁師であり豆腐屋であったのですが、兼業でゲストハウスを始めたからです。そして豆腐は午後から仕込んで、夕食時にまさに出来たてを出してくれるんです。
出来たてのゆし豆腐!この世にこれを越える豆腐が果たしてあるのか、というくらい旨いです。もう匂いを嗅いだだけで陶然となります。
そして刺身は季節によっても変わるのかも知れませんが、私が泊まっている時は毎日鰹でした。とれたて、捌きたての鰹!私は魚肉、獣肉その他全ての"肉"の中で鰹がもっとも好物なので、これ以上の幸せはありませんでした。
出来たての豆腐にとれとれピカピカの鰹、これこそ金を積んでもそうそうありつけない幸せです。贅沢すぎる。このためだけに2,500円払ってもいいくらいです。
また泊まりたい。



第八位: 美ら宿石垣島(沖縄県石垣市)
料金:一泊1,500円
就寝形態:男女別相部屋、二段ベッド
HP:http://www.churayado.com/
IMGP4910.jpg
今回泊まり歩いてきた安宿の中でも、きれいで清潔ということに関しては群を抜いていたのがこの宿です。どこもピカピカ!その上とても広大。ドミトリー室も談話室も飲食スペースも、とにかくだだっ広くて実に快適でした。
そしてこの宿がもっとも優れているのは、昼夜冷房完備だということです。謳っているだけでなく、実際カッチリ冷房が効いているので真夏の石垣島でまともに過ごすことが出来ました。

石垣島には他にも安宿が多数あり、一泊1,000円の宿も幾つかありますが、この美ら宿石垣島には絶対に500円差以上の価値があると思います。



第九位: ライダーハウス・ボーダー(京都府京都市)
料金:一泊1,000円
就寝形態:男女別、畳の部屋に雑魚寝
画像 1802
おやじさんが本業の米屋を営む傍ら亡き息子さんの意思を継いでやっているライダーハウスです。
京都の市街のど真ん中に一泊千円の宿があるなんて、それだけで拍手です!もちろんここを拠点に寺社巡りもよいでしょう。周辺はこれぞ京都という町屋が並び、雰囲気満点。ぶらぶら散歩するだけでも京都に来たという思いを満喫できます。
このボーダーもまさに「鰻の寝床」で間口は狭いが奥にずずいと長く、中庭にバイクを置けるのも嬉しいところです。



第十位: 札幌国際YH(北海道札幌市)
料金:一泊3,800円(YH非会員でも同額)
就寝形態:個室にベッド
画像 023
ここは全国に数あるYHの中でもかなりブッとんでいます。何がって、余りにきれいで立派すぎるんです。
建物はどこもかしこもピカピカで、下手なビジネスホテルよりもずっときれいです。そして基本的に個室利用です。ここがポイントです。
夜中通しで朝まで入れる大浴場付き、地下鉄の駅が目の前、スーパーやコンビニも至近。唯一気になるのが夜12時の門限ですが、それさえ問題にならないのならばビジネスホテルに泊まるより絶対にこっちの方がいい!



いかがでしたでしょうか。これまでの十傑シリーズとは大分毛色が違い、ほとんど私の個人的な印象から選んだものです。
それから、別府のようにやはり立地というものが大きく評価を左右しますね。だって滞在したいと思わないような場所にどんなに良い宿があっても仕方ない。逆に、いかにも滞在してみたい土地に安宿があれば、その存在だけで嬉しくなりますね。






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プロフィール

ビート★

Author:ビート★
2009年5月10日、住んでいた部屋を引き払い、250ccのバイクも売り飛ばしてスーパーカブ90で日本一周の旅に出発しました。
道の駅や公園、海辺でテント泊して節約した金を全国の居酒屋巡りと日々のビール代に注ぎ込みつつ、全国を行脚して12月に沖縄に上陸。父親の急病による一時帰郷などを経て、2010年8月3日、念願の日本最西端・与那国島西崎に到達。再び鹿児島からの自走で北上し、2010年10月14日、523日目にして日本一周の旅を完結しました!

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