スーパーカブで日本一周

  523日間に渡ったスーパーカブ90での日本一周の記録、およびその後日談を語ります。

日本一周を振り返る④~駅舎十傑~

かなり鉄な話になりますが、駅舎十傑です(^^;
私は昔から建築物というものが大好きで、また以前より本ブログを読んで下さっている方は既にご存知かと思いますが、かなりの鉄道好きでもあります。
建築物+鉄道=駅舎
実に分かりやすい図式ですな(^^;

また、建築物の中でも公共の、或いは公共性の高い建物が特に好きなんです。例えば駅舎の他に役所や郵便局であるとか、また空港、銀行、大手飲食チェーンの店舗であったりします。
本来こういった建物は合理一辺倒で画一的であるべき物なんですが、そうでないところが面白い。画一性の中に個性を見出すところが興味を惹きつけるのです。こういった公共的な建物でありながら贅や意匠が凝らされているものは素晴らしいです。色々な意味で贅沢な話ですからね。
建築物+公共性+鉄道=駅舎
もういいですか(笑)ではいきましょう。

第一位: 日高幌別駅(北海道浦河町、JR日高本線)
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襟裳岬へ向かう海岸線を南へひた走る日高本線。終着駅の様似も目前の静かなローカル駅です。
しかしその駅舎は素晴らしい建物!
北国らしい三角屋根ながらその意匠は非常に洒落ていて、ミントグリーンの淡い色合いもいい。正面入口には大きなサラブレッドの像が据えられています。

厳密にはこれはただの駅舎ではなく、JAや売店、食堂、簡易郵便局などが同居しています。そこがとてもいいんです。鉄道の駅が最も賑やかな場所であり、駅に人が集まり色々な機能が集まる…そんな時代の名残を今に留めています。
襟裳岬へ向かう国道336号と天馬海道と呼ばれる国道236号が分岐する交差点の目の前にありますので、ここを通った時には是非立ち寄ってみて下さい。



第二位: 川湯温泉駅(北海道弟子屈町、JR釧網本線)
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第二位も北海道から。この川湯温泉駅は有名で、テレビなどでも何度も紹介されているので駅舎に興味のない方でもご存知の方もいらっしゃるでしょう。
地元産の木材を多数使い、特に白樺のハーフティンバーが秀逸の一言です。建物全体のバランス、色合い、また構内や駅周辺を含め全体の雰囲気も抜群です。

駅に下り立つと目の前にアトサヌプリ(硫黄山)の威容を望むことが出来ます。駅の中には喫茶店「オーチャードグラス」が入っていて、この店がまた実に洒落ていて、駅の雰囲気を壊すことなく、いやそれどころか雰囲気を高めています。料理やソフトクリーム、どれも旨いです。ソフトクリームは駅の外から窓越しに買うことができます。



第三位: 宇治山田駅(三重県伊勢市、近鉄山田線/鳥羽線)
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"お伊勢参り"の玄関口、宇治山田駅です。この威容!
この駅舎は80年も前に建てられた物で、貴賓室も備えます。国指定文化財。



第四位: 西岩国駅(山口県岩国市、JR岩徳線)
画像 841
有名な錦帯橋の最寄り駅ですが、駅舎はその錦帯橋を模した意匠が素晴らしいものです。中央の車寄せの屋根は正面が三連、左右に各一の計五連のアーチ様になっており、まさに錦帯橋そのもの。
このような遊び心というのは何より素晴らしく、また全体のバランスなども非常に優れていて品があり、このデザインにまとめたセンスは目を見張るものがあります。

駅の所在地は岩国の市街地から少し外れた静かなところにあり、またかつては山陽本線を名乗った岩徳線も今となっては寂れたローカル線ですが、その雰囲気がまたいい。この名建築も訪れる人は殆どいません。
しかしこの駅舎は永久保存することが決まっているそうで、何とも嬉しい話ですね。



第五位: 出雲横田駅(島根県奥出雲町、JR木次線)
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出雲大社を模したとされる社殿造りの素晴らしい駅舎です。極太の注連縄も迫力満点、正面の駅名看板も威風堂々。ローカル線の小駅にしてこれほどまでに重厚な駅舎は他にありません。

特筆すべきは、この駅舎が木次線という超閑散路線に奢られているということです。とても静かな山間に佇んでいます。また、駅前が近年きれいに整備されたのですが、駅舎は一切手付かずでこのまま。なんとも贅沢な話で、いいですね。



第六位: 浜寺公園駅(大阪府堺市、南海本線)
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明治40年築のこの駅舎は、現存する洋風建築の駅としては国内最古のものであり、民鉄最古の駅舎でもあります。
流麗な意匠があちこちに施され、単に美しいに留まらず、実際に間近で見てみるとその存在感に圧倒されます。
国指定文化財。駅周辺は有名な高級住宅地です。



第七位: 河口湖駅(山梨県富士河口湖町、富士急河口湖線)
画像 183
富士急の終点、河口湖駅の駅舎です。
堂々としていながら軽快で明るく、非常に上品な駅舎です。色合いも素晴らしい。これが僅か四年前に改築されたばかりだというから、尚いいです。
晴れていれば背後に富士山が大きく見えるのですが、残念ながらこの写真には写っていません。

また河口湖駅は全体の雰囲気というか佇まいがとてもいい。
富士急は隣りの富士吉田駅でスイッチバックして、河口湖線はたった一駅の区間だけ、この河口湖駅に至るために走ってきます。そこにこの駅舎。"観光駅"といいますがこれほど典型的な観光駅もそうそうありません。



第八位: 門司港駅(福岡県北九州市、JR鹿児島本線)
画像 1915
鉄道や駅舎に興味がなくとも、この駅を知らない人はいないでしょう。
現役の駅にして駅舎の重要文化財登録第一号。まさに駅の横綱です。
百年も前に建てられたこの駅舎は流麗にして威風堂々、今なお圧倒的な存在感を誇ります。港をすぐ目の前に望み、駅舎は線路に対して垂直の角度に建ち構内には頭端式のホームがずらりと並ぶ、これぞターミナルという貫禄十分。構内にはかつての関門連絡船乗り場への連絡通路跡や、洗面所には金属製の鉢などが残ります。
その威容、美しさ、歴史、文化性どれをとっても他の駅の追随を許しません。

本当はこの門司港駅を一位にしようかとも思ったのですが、それじゃあベタ過ぎて面白くないというのが趣味人のひねくれたところです(^^;;
また、近年門司港レトロなどと称してこの門司港駅を含む周辺一帯がひどく俗な観光地になり下がってしまったのもよろしくない(人力車がうろちょろしやがって、写真撮るのに邪魔だから消えろ!)。それも評価を下げる一因となりました。



第九位: 高野山駅(和歌山県高野町、南海高野山ケーブル)
IMG_0571.jpg
高野山への玄関口、高野山ケーブルの山上駅です。
南海高野線の終点、極楽橋駅からさらにケーブルカーへ乗り継ぎ、標高867mの山上に出るとこの立派な駅舎が迎えてくれます。ケーブルカーの駅にこれだけ立派な駅舎を奢るというのも凄い話じゃありませんか。

この駅舎は昭和3年築の木造で、洋風建築でありながら寺院風という何とも不思議な容姿ですが、それが見事にまとまって独特の雰囲気を持っています。いかにも聖地高野山への玄関口という存在感があります。つい近年国の文化財に登録されました。



第十位: 宮地駅(熊本県阿蘇市、JR豊肥本線)
画像 1958
肥後国の一宮である阿蘇神社の玄関口、国内屈指の雄大な車窓を誇る豊肥本線の宮地駅です。
阿蘇神社を模して造られた駅舎は赤く塗られた大きな屋根に注連縄、そして縦書きの何とも立派な駅名看板がそれぞれ見事に調和し、阿蘇の風土に似合う力強さが感じられて素晴らしいです。



さてさて、もちろんここに挙げた以外にも素晴らしい駅舎は全国に無数にあるのですが、たまたま今回立ち寄って写真を撮った駅の中からの十選ですので、そこはご了承下さい。






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ビート★

Author:ビート★
2009年5月10日、住んでいた部屋を引き払い、250ccのバイクも売り飛ばしてスーパーカブ90で日本一周の旅に出発しました。
道の駅や公園、海辺でテント泊して節約した金を全国の居酒屋巡りと日々のビール代に注ぎ込みつつ、全国を行脚して12月に沖縄に上陸。父親の急病による一時帰郷などを経て、2010年8月3日、念願の日本最西端・与那国島西崎に到達。再び鹿児島からの自走で北上し、2010年10月14日、523日目にして日本一周の旅を完結しました!

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